はじめに

誰かさんは言った。好色家は好食家と・・・
変態さんの中にもA級、B級、C級グルメさんが大勢いらっしゃるはずです。
「今日はちょっと変態モードじゃないわ〜・・・」と言う紳士淑女の皆様、ここでちょっと遊んでいきませんか?何を隠そう私は食べるのが好きで好きで・・・(^^;;;
奴隷と過ごすときも必ず食事にもこだわってしまうのです。食事も調教のひとつでしょうか(笑)。さぁ皆様このページを皆さんの手で繁盛させましょう

今後の予定としては「庶民の食べ物を考察する」です。
ラーメン・焼き飯・餃子・カレー・焼肉などなど何でも結構。
おいしいお店やおいしい食べ物、おいしい調理法などどしどしメールしていただければそれについて皆様で考察し独自の食ワールドを創ってみようと思います。

末は変態食堂でも作ってしまいましょう。(爆)

「魁」

2000.2.28

私の尊敬する偉人変人グルマン
「開高 健」

私が尊敬して止まない人に故「開高健」がいます。
ファンは彼のことを大兄とか文豪と呼ぶ人が多いのですが私は大兄と呼ばせて頂きたい。開高大兄の食に対する執拗な欲求は氏の書いた書物をあさっているだけで体重が増加するのではないかと思うほどあります。
それほど食べに食べた人でした。彼ほど食物の味というものを人々に正確に伝えられる人はもう輩出されないのではないかと思います。次回は大兄の食した世界の味に迫ってみたいと思います。(笑)

「魁」

2000.3.3

焼き飯の醤油は焦がすが正解か?

以前に何かのTV番組で中華料理で有名なSTさんがお得意の炒飯を作っている際に「お醤油はフライパンの端に垂らして焦がすようなことをしてはいけない。ご飯の上に垂らしなさい。」と言っていた。私は初めてそんなことを聞いた。お醤油を焦がして香ばさしさをだすことは中華では認められないのか。しからば炒飯と焼き飯の違いはそこにあるのでしょうか。早速試してみたところお醤油をご飯の上に垂らした焼き飯とフライパンの端で多少焦がして作るのでは前者は柔らかでふわりとした仕上げになり多少醤油の味がします。また後者は香ばしさと共に素朴な味になるようです。しかし不快さはどちらもありませんでした。まぁ好みの問題かなと思いましたがSTさんの炒飯は女性的な感じがしました。どちらも腹を空かせて食すると例えようのない満足感を味わうことができるようです。土曜の昼に大河ドラマを見ながら残りご飯をフライパンの上で躍らせて再び熱のこもった焼き飯を、口いっぱいにほおばると、この上ない満足感に包まれます。(笑)

「魁」

2000.3.16

【おにぎり】

おにぎり、好きです。
特に、お米がおいしかったら具の入っていないシンプルな塩むすび。
基本はやっぱりおかかのおにぎり。
ご飯がおいしいと、私は幸せです(笑)

学生時代のある友人は、帰省の度にコンビニで「時雨」のおにぎりを買っていっていました。彼女は九州出身の人で、九州のコンビニには「時雨」のおにぎりが売っていないと嘆いていました。
その話を聞きながら、私は信じていました。九州「には」「時雨」のおにぎりが売ってないのだと・・・。
さて、就職で、故郷に戻った私、独身OLがまめに家事をするはずもなく、コンビニのお昼ご飯の日々。ある日、ふと、気がつきました。
そう、時雨のおにぎりって、売っていないのですね。
私が、「時雨」って学生時代を過ごした地方ではポピュラーなおにぎりの具だけれど、一般的ではないおにぎりの具なんでしょうか?

先日、久々に帰郷した友人とおにぎり屋さんでおにぎりを食べました。
彼女が頼んだのは「福神漬け」と「すじこ」のおにぎり。
私は、ポピュラーな具だと信じて疑わなかったのですが、これもどうやら「地方ルール」の具らしいと、友人に気づかされました。

このイレギュラーな具のおにぎりって、どの地方まで存在するのでしょうね?

「結絵」

「結絵」より好食での投稿でした。(笑)
筋子のおにぎりは東北・北海道にしかみられないのではないかと思います。私は筋子や焼きたらこのにぎりめしが好きです。あとは鮭のにぎりめしは東京と田舎ではぜんぜん違います。
都内のコンビニで売ってるにぎりめしはフレークで北国のコンビニで売ってるにぎりめしは塊が入っています。味も全く違うと私は感じます。
蛇足ですが鮭弁当の鮭も全く違います。都内で食う鮭弁当は「なんでこんなにパサパサの鮭が入ってるんだろう」と思いました。

「魁」

2000.3.27

「私の尊敬する偉人変人グルマン」
「北大路魯山人」

ある女性記者は北大路魯山人に問いました。
「先生にお聞きします。どのようにすれば美味しい食べ物を食べられますか。」
彼は「腹を空かせればよい。」と一笑に付したと言います。
魯山人はその類まれな才能を書・絵画・陶芸・てん刻・料理に遺憾なく発揮し1959年に76歳に他界しました。これほど多方面にその名を轟かせた芸術家はもう現れないのではないでしょうか?常に最高を目指す執念は人格をも曲げ人は彼を「人でなし」と言っています。才能と人格は必ずしも一致しないようです。
絵画や彫刻などでかのピカソをコケにしたのは彼だけではないでしょうか。
しかし彼の才能は誰も否定することはできなかったようですし、死後益々彼の存在は大きくなりました。それほど彼の芸術感覚は確かなものであったようです。彼の料理の基本は「最高の材料を惜しみなく使い、最高の調理人を使って最高の器に盛り、絶妙な間合いで食する。」
また興味深いのは「悪い食材はどのようにしても不味い。」とも言っています。
彼の舌感は絶対だったのでしょう。

それでは我々のような腐った舌を持った者達の食事は如何したもんでしょうか(苦笑)。

私も「腹を空かせれば何でも美味い」と思います。また以下のことが言えるのではないでしょうか・・・・

「美味い食事とは何を食うかではなく何処で食うかである。」
そして「何を食うかより誰と食うかである。」
これさえ理解できれば大抵の食事は最高のものとなります。

こんなこと魯山人が聞いたらお嘆きになるでしょうが。。。(笑)
それにしても魯山人は偉大でした。

「魁」

2000.4.9

【四季】

私が住んでいる土地には、いわゆる「ファッション雑誌」に載るようなおしゃれなお菓子屋さんがほとんどありません。

ありませんが、野草の包装紙と、ホワイトチョコレートで有名な某・菓子チェーンがあります。この、菓子チェーン、観光客の方がなかなか行く機会がない直営店や一部のデパートに、季節のお菓子をおいています。
有名な赤い包みのバターサンドやチョコレートはもちろんおいしいのですが、この季節のお菓子がいいのです。
月代わりで店頭に並ぶ「さくらもち」「くさもち」「おはぎ」「琥珀糖」「たかべ餅」・・・。
しかも、それぞれ4個入りで400円以下というリーズナブルなお値段(笑)。
私のお気に入りは月々の「シフォンケーキ」<400円也
その月を逃したら来年まで食べられない、このシフォンケーキを私は毎月楽しみにしています。まぁ、時には「青えんどうシフォン」なんて摩訶不思議なものも登場するのですが・・・。

私が住んでいる場所は、一気に春がきて、かすかな夏ががきて、あるとき、突然、冬がきます。

四季のうつろいを感じ難い分、お店の方々は、四季のお菓子を作ってくれるのでしょうか?

今月のシフォンは「桜シフォン」降りしきる雪を見ながら、桜シフォンの春らしさを味わいつつ、梅・桃・桜が一気に咲き乱れる春に思いを寄せています。

「結絵」

「結絵」より好食での投稿でした。
まず、この投稿は奴隷ながらよく書けた文章です。
日頃、おしゃれなものに囲まれていないからこそ感じ取ることができるのではないかと思わせる投稿です。
待ち遠しい春の暖かさをほのかに甘い菓子の香りが一足先に運んでくれているようです。
ここに出てくる店名は明らかに出来ませんが北国ではあまりにも有名な菓子店です。
しかし有名だからと言ってここの菓子は決して手抜きがありません。
何か作る人達の思い入れがしっかりと伝わる品々が多いように感じます。ここにでてくるシフォンケーキですが結絵の言う通りその大きさと美味しさからして400円と言う価格はちょっとした驚きです。皆様も一度お召し上がりくださいませ。

「魁」

2000.4.13

【風邪】

家のものが熱を出した。
食欲はないというが、何か食べないことには薬が飲めない。
食べられそうなものはないかと聞くと
「桃缶」という答えが返ってきた。
それも、黄桃はだめで白桃がいいと言う。
眠っている間に白桃の缶詰を買いに行く。
確かに子どもの頃、熱を出した時は私も白桃の缶詰を食べさせてもらった覚えがある。
熱がある体。
ひんやりとした白桃が喉をすべっていく感じ。
白桃は、具合が悪いときの食べ物だった。
桃缶を具合が悪いときに食べたくなる人は、話を聞くと、多いと思う。
そのほかの、子供時代の発熱時、定番の食べ物といえば、我が家ではオレンジシャーベット。

それも、果汁がほとんど入っていない、紙のカップに入った安いもの。

毒々しいオレンジ色をしていた。
なぜか、熱があるときに食べたくなり、よく、買ってきてもらった。
元気のあるときに食べてもちっともおいしいと思わない、不思議な食べ物だった。
今では、もう見かけることもない。

家のものは桃缶を食べて、薬を飲んで、元気になった。

ここ数年、すっかり健康になり、熱を出さなくなった私。
たまには、熱をだし、「何か食べたいものは?」と優しく聞かれ、「あれが食べたい」「これが食べたい」とわがままを言ってみたいと思う。

風邪一つひかない、食欲ある毎日に、感謝(合掌)

「結絵」

食いしん坊「結絵」よりの投稿でした。
確かに、間違い無く私も風邪を引いた時に桃の缶詰を食べた憶えがあります。熱を出して食欲がない体が唯一受け入れられるような食べ物ではないかと思います。
桃の缶詰は白桃は柔らかで普通の?桃缶は淡いオレンジ色をしていてしっかりとした歯ごたえがあります。やはり白桃が美味いと思います。それにしても風邪ひきさんは桃缶と言う定説は全国共通なのでしょうか?反響が楽しみです。(^^)

「魁」

2000.4.22

「カレーライスを冷や飯で・・・」

私はカレーライスが大の好物です。それには特にこだわりがなく、数日間掛けて石臼でスパイスを潰して作るカレーもはもちろん「クク○カレー」でも「☆の王○様」でもいけます・・・要はカレーなら何でもいいのです。
カレーライスに拘る人には叱られそうですね。

世の中にあれほど食欲をそそる食べ物はないように私は感じます。
子供の頃などは腹が苦しくて動けなくほど食べた記憶があります。昔はカレーライスはちょっとしたご馳走だったのかも知れません。私はそんなカレーライスを食べるときにちょっとしたこだわりがあります。やはり1日寝かせたカレーが美味いわけですが私の場合、ご飯も冷や飯の方が美味しく感じられるのです。冷や飯に寝かせた熱いカレーを掛けてガツガツ食らう・・・そしてお替り、そしてガツガツ、お替り・・・
みるみる満腹(笑)
これはグルメの皆さんには進められませんが興味のある方はどうぞ。

最後に市販のカレールーで作る一般家庭用カレーを美味しく作る方法をひとつお教えします。
これはお験しあれ。よく玉ねぎを狐色になるまで炒めるとかジャガイモなどは入れないとか拘れば限がありませんがここでは極一般的なライスカレーの紹介です。普通のカレーの作り方との違いだけをお教えします。注意点は2点、まずニンジンは別茹でしてください。ニンジンは一番火が通りにくく他の野菜と一緒に煮るとニンジンだけが残り他の野菜が煮崩れて寂しいカレーになります。一度柔らかく煮たニンジンはルーを入れる数分前にいっしょにします。(ニンジンの茹で汁は捨てます。)
そうすればジャガイモも玉ねぎもしっかり残って豪勢に映ります(笑)。
次にカレーが出来あがったところで隠し味に何を入れるかですがケチャップ・醤油・中濃ソース・カレー粉を入れます。
これはカレーを作る量にもよりますが大体、大なべ一つに作るとしてケチャップ大さじ2・醤油大さじ2・ソース大さじ2を入れます。そして最後にカレー粉。このカレー粉が入るか入らないかでそのカレーの味が決まると言っても過言ではありません。カレー粉は市販のS&○のカレー粉が一番良いようです。まずカレー粉大さじ2をテフロンのフライパンに入れ弱火で炒ります。少しすると煙が上がってきますがそうしたら火を消してフライパンの余熱で更に炒ります。
決して焦がさないように満遍なく炒ってください。
何となく甘い香りがしてきたら出来あがり。それをカレー鍋に入れ弱火にしてよくかき混ぜると出来あがり。
ちょっとスパイシーなライスカレーが食欲をそそります。

あ。。。一つ忘れてました。皆さんはカレールーを入れる時火を点けたまま入れてませんか?カレールーを入れる時は一旦火を止めてから少しずつ溶かしていってください。入れ終わったら再び火を点けて弱火にして1、2分軽くかき混ぜてください。
仕上げはこの後に・・・

「魁」

2000.4.28

「知恵の悲しみ」

開高大兄曰く「人間の知恵は悲しい」
皆さんは昔懐かしい味と言うものをいくつかご記憶のことと思います。子供の頃に食べた駄菓子であるとか商店街の肉屋のコロッケであるとか・・・人それぞれとは思いますが必ずあるのではないでしょうか?そしてそれが美味でありもう一度食べたいと時々遠い昔に思いをはせる。
私にもそんな食べ物がいくつかありますが、先日チ○ンラーメンを久しぶりに食べまして「ああ、懐かしいなぁ」と思いながら口にしたのですがどうも・・・違うのです。
あの鼻水をすすりながら泥だらけの手で食べたあの頃の美味さはいくら食っても戻ってきません。
開高大兄はこれを「知恵の悲しみ」と言っています。
我々は日々飽食を繰り返しどんどんと美味いものを口にすることにより昔の記憶だけが鮮やかに残り舌はどんどんと肥えてその時の味は忘れ去られる。
日々美味いものを求めている私としてはちょっと考えさせられるのです。皆さんはいかがでしょうか?

「魁」

2000.5.7

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」

料理をしていると当然、味見というものをするものである。
ちょっと薄いかな?、ちょっと物足りないかな?と塩を足し香辛料を足しひとつの料理を仕上げていく。「これでよし!」と思い食卓に出すのであるが、さてパクパクと頬張るうちにどうにも塩辛い…油が重い、いわゆる味が濃いのである。
一生懸命味が濃くならぬようにちょくちょくと味見をしたのにも関わらず大失敗となった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。一度濃くなった料理はもとには戻りません。
「過ぎたるは猶、及ばざるが如し」という諺を痛感させられる瞬間です。料理と言うものは大抵は一品に終わりません。
ご飯があり味噌汁があり、おかずがあります。これら全てを平均的に食す結果として美味しいと満足するのです。
特に料理に慣れていない方へのアドバイスとしては味見の加減は「ちょっと足りないかな?」と思う程度で良いということです。日本人の塩分の摂取量は欧米人のそれと比べて数倍と言われています。それほど全ての料理に塩が使われています。「いい塩梅」と言うものは大変難しいものなのです。
また、「私はバカだから何もできない」と言いながら料理の上手い女性がおりますが、これらの女性は決してバカではないのです。
彼女らは過ぎたるは及ばざるが如しを身体で覚え、人の嗜好を瞬時に理解し、出す料理のバランスを本能的に計算しています。
しかも恐ろしいのはそれを考えずして行えるということです。
さて、それでは料理の上手い女性は全てを身体で受け止めているのでしょうか…?それは私にも分りません。

「魁」

2000.5.13

「餃子につきもの」

皆さんは中華料理屋で餃子を頼むとき他に何を注文しますでしょうか?
「やっぱ餃子にビールさ!」と言う方も多いでしょう。また「ラーメンと餃子」が一番とおっしゃる方もいるでしょう。どれも食指が動きますねぇ(笑)
餃子とらーめんは時間的なズレはさほど無いかもしれませんがビールと餃子はちょっと出すタイミングに問題があります。
最初にビールとザーサイが運ばれてきますが、これから鉄板の上にのろうとしている餃子がテーブルに乗るのはまだまだ遠い先です。(・・;
ビールの最初の一杯をクッと痛飲し「プハーッ!」と息をついたところで熱くジューシーな餃子を、一口「パクッ!」とやりたいものですね。(笑)
私は中華料理屋に入った時は最初に餃子を注文し、「餃子といっしょにビール持って来て!」とお願いしています。皆さんもそのようにしてみては?

ところで以前にTV番組で餃子に最も合うものはなんなのかをやっていましたがそれは、何だと思います・・・・・?
それは「ご飯」。何と言っても白米です!その食し方もこだわりがあります。
まず出されたどんぶりご飯の真中にかなり底まで大きな穴をあけます。
そして、熱々の焼き餃子をタレにたっぷりと浸しそれを穴の中に落とし入れるのです。それでまたその穴を塞ぐ・・・・・
いつもと変わらないどんぶりご飯の中では、ジューシーでタレがしみた餃子がご飯の中の熱でさらに蒸されて待っています。
何食わぬ顔で普通にご飯を食べていくと、最後にお宝発見となるわけです。(笑)
最後にゆっくりと蒸された餃子が適度に柔らかくなり眼前に現れます。
餃子の周りのご飯は、醤油ダレを吸って良い具合になってるではありませんか。(^^)
まぁマニアックな食べ方ではありますが、食に貪欲な方は是非お験しあれ!

それから「ちょっと餃子は胃に重い」と感じる方に朗報!餃子のタレを酢だけにしてみて下さい。あっさりとして結構いけます!。

今日は餃子を科学してみました。(爆)

「魁」

2000.5.24

「黄金のスープ」

皆様はコンソメスープなるものを飲んだことはあるだろうか。
一般家庭から洋食屋さん、フランス料理店でよく出されるこのスープ。作り方はいたって簡単・・・・なんてとんでもない。プロの方々は良くご存知でしょうから釈迦に説法になりますが知らない人は聞いて驚くなかれ。。。
以下にその作り方を簡単にお教えします。

14皿分のコンソメスープのレシピ

ブイヨン(コンソメのもとになるもの)5リットルを作る。
その材料はと言うと・・・・

水50リットル
牛肉(脛肉)5kg
鶏ガラ20羽
牛骨:2本
ひね鶏:2羽
人参:5本
たまねぎ:5個
セロリ:1本

これを10時間ほど煮込みます。
野菜は煮崩れしないように注意しながら煮込みます。
こうして約5リットルのブイヨンが出来あがります。

そしてこれからコンソメスープを作ります。
その材料は・・・・

牛ひき肉(イチボ肉<尻から太腿にかけての赤身の肉>):2キロ
ブイヨン:5リットル
人参薄切り:2本分
たまねぎ薄切り:2個分
セロリ薄切り:1/2本
トマトペースト:1カップ
卵白:10個分
パセリの茎:適当

まず肉と野菜と卵白を入れてよく練ります。ついでトマトペーストを入れまた練ります。次にパセリを入れて完全に混ざったらブイヨンを入れて火にかけます。そうして軽ーく木べらか何かかき混ぜながらゆっくりと温めていきます。肉や野菜のあくが上がってきたら混ぜるのを止める・・・卵白がスープの中の濁りを完全に吸収して上がってきます。あくをかき分けるとその中には黄金色に澄んだコンソメがゆらゆらと揺れているのです。。。。。
それをさらに布で漉してさらにコンソメの表面に上がった脂をペーパーで掬い取り、出来あがりです。

たかがコンソメと言うなかれ。これほど手間のかかる料理は滅多にないでしょう。まさに水と肉と野菜の芸術なのです。

皆さんも是非大枚叩いて作ってみてください。一皿約3000円になります。
これだけ大枚叩いて作って更に大失敗してお仕置きされても私は知りません。
お験しあれ!(爆)

「魁」

2000.6.10

「美味いラーメン」

昔あるTV番組で「札幌ラーメン」と「九州とんこつラーメン」の対決があった。
最初は双方こちらが一番を主張し地元住民も当然そのようなインタビューばかりであった。当時、私は本場のとんこつラーメンを食べたことがなく、どちらかと言うと札幌ラーメン派だったように思う。札幌っ子曰く「とんこつは臭い」と言う。確かに札幌でもとんこつラーメン店はあり、その店の前を通ると独特の香りがする。当時はあまり興味もなかったのでいつも通うラーメン屋ばかり足を運んでいた。そしてある日、私は仕事の都合で福岡に飛んだ。そこで親戚に連れられて行ったのが博多ながはまラーメンであった。結論から言うと長浜ラーメンは美味い。臭いなんてとんでもない。確かに札幌ラーメンも美味いが長浜ラーメンも実に美味しい。記憶では替え玉を結構入れてもらったと思う。一見くどそうに見えるがそんなことはなく極あっさりとしていた。紅生姜も一役買っているのだろうか。。。とにかく食わずして偉そうなことを言ってはならないと反省した。
皆さんはどんなラーメンがお好きですか?昔懐かしい醤油味(昔は塩はなかったのかな・・・・??)こってりと味噌味、あっさり塩味、そしてとんこつ味。。。。。あああ食いてぇ!
ところで皆さんはご家庭でラーメンなどはお作りになるでしょうか?私は普段から野菜のスープストックを冷凍してありますので、それをラーメンのスープに使います。野菜のスープストックと言っても大それたものではなく野菜のくずが沢山出たときにそれを良く洗いズンドウ鍋ににんにくとか香味野菜を少々入れて煮こむだけ。時々昆布なども入れますと和風になります。このスープを使うだけで例えインスタントラーメンでも味がぐんと良くなりますよ。また味噌汁に使ってもぜんぜんOKです。是非お験しください。
あ、ひとつ忘れてました。スープストックを作るときは卵の殻を1個分入れてください。野菜の余計なアクを吸いとってくれます。それと香味野菜は途中ですくいあげて捨ててください。煮すぎると苦味が強くなります。
どんな料理も愛情です。うちの子供も「今日のラーメンはスープが良いねぇ。」などとほざくようになりました。
「よしよし(^^)」と頭をなでながら「このクソガキゃあ!」と思う瞬間です。(爆)

「魁」

2000.6.11

「カレーに梅干」

ご無沙汰しております。いつも楽しく拝見させて頂いております。
こんな書き込みで・・・というのは、僕は好色は好食のファンなのです。
料理の上手な男は、女性の扱いも・・・と感心してしまいます。僕も料理はしますがはるなの餌作りのためで、専属のキッチン奴隷になっています。ウッ、情けない。
今度は、SMの書き込みにもチャレンジします。
あっ、大切な事を書き忘れました。我が家のカレーは、ケチャップ、ソース、しょうゆと、梅干の果肉をたたいたものを入れます。

「ダーリン」

昔、カレーと言えば「りんごと蜂蜜♪」でしたが、なななんと!梅干とは気がつきませんでした。貴重なコメントありがとうございます。
早速試してみます!(^^)。
ダーーリン♪。。(沢田○ニ風・・)さんありがとう。
ヒデキ感激です。。。。。うぅぅぅ寒い?(爆)

「魁」

2000.6.22

「おにぎりU」

再び、おにぎり
某北国S市にあるファッションビルの地下1階にあるおにぎりやさん「お×の」知る人ぞ知る、おいしいおにぎりのお店です。やや握り方が甘いかな・・・とも思うのですが、注文するとその場で握ってくれる暖かいおにぎりがとても好評です。おにぎりもさることながら、60円からの値段で食べられるいろんな種類の漬け物がまた、おいしくて、私はここの漬け物のファンでもあります。
昔、おばあちゃんが作ってくれた漬け物を思い出したりして。余談ですが先日新聞記事で読んだのですが、暖かいおにぎりを好むのはこの地方特有なんだそうですね。コンビニでおにぎりを買うと、必ず「暖めますか?」たとえ、それが、すじこのおにぎりでも(笑)     

閑話休題
さて、先日「お×の」でおにぎりを食べていた私。
私の隣に座っていた若い女性の前にはすでに2枚の漬け物のお皿が重ねてありました。さらに、もう一枚、彼女の前には食べかけの漬け物のお皿が・・・。
その漬け物を食べ終わった彼女、もう一皿追加注文。見ず知らずの他人ながら、塩分摂取量が気になってしまった私です。みなさま、S市にお越しの際は、ぜひ、「お×の」ご利用ください(笑)

「結絵」

すじこのおにぎりは普通、暖めないだろうと思います。(笑)
それでちょっと思い出したのですがコンビニのお弁当をレンジで温めると全てが温まってしまい、サラダも漬物もほっかほかと言うのはイタダケナイ・・・・・
お弁当やおにぎりは冷めても上手いのは一番ですね。それにしても60円のおにぎりは安い!

「魁」

2000.7.11

「貧乏自慢」

男の貧乏自慢は抱腹絶倒である。男の貧乏は、ずぼらで一人暮しの経験があれば一度は経験があるのではなかろうか。貧乏で一番困るのはやはり食事でしょう。私もご多分に漏れず激貧の生活が何度かありました。
就職してすぐに布団もなくダンボールに包まって背広を着たまま寝たこともあります。毎日同じシャツを着て行くので会社の女に「○○君、同じシャツ何枚持ってるの?」「え?・・・・・一枚・・・・」と云うと女はさっと引いていく(爆)。
そんな生活でした。基本的に金がないと食べられない世の中ですから多少の金はなくてはならないのですが、その多少の金を如何に宇宙的に考えるかにかかってきます。僅かの小銭を握り締め、食料を買いに行くとき頭の中は満漢全席!宮廷料理が渦巻いているのです。そうして買ってきたのはキャベツ。キャベツと云う野菜は実に重宝で千切り、炒め物、味噌汁の具になります。私はこれ一個で4日間を凌ぎました。そうしてそれもなくなるといよ
いよ不安になってきます。飢餓状態は人間に異様な力を発揮させるのです。
水ばかり飲んでみたり、ちり紙にマヨネーズをつけて食ってみたり。。。しかし思考が宇宙的になっていますのでこれでも美味いのです。こんな時の舌の感覚は通常の感覚ではなく、水もマヨネーズも塩も醤油も味噌も何物にも変えがたい食物となり味覚が研ぎ澄まされていきます。時々こういう時が必要なのかも知れないと思う今日この頃です。
今日からダイエットだ。。。(爆)

「魁」

2000.7.19

「無味」

世の中に食物は数あれど無味なものはあるようでいてないのです。私などは北国生まれで北国育ちなため、どちらかと言うと味がしっかりとついたものが多く、食材そのものも無味な食べ物と云うものはあまり口にしたことがありませんでした。東京に出てきて、初めて口にした西の方の食べ物が「ふぐ」でした。ふぐというものはとても高級な魚であることは知っていましたのでそれを食べられるとあってどきどきしていましたが、口に運ぶと・・・「?」
味がしないではありませんか・・・・「なんじゃこりゃ?」と思いながら立て続けに食いまくりましたが、その日は「いやぁ、美味いね。」と言いながらも心の中では「何が美味いんだろう・・・」と思ったものです。
ところがです。何度か「ふぐ」を食う機会が増えてお付き合いで食べているうちに、なぜだか解かりませんが堪らない幸福に包まれるような感覚になりました。これは美味いと云うより深い滋味のようなものを感じます。高級だからでしょうか。あのグロテスクな魚の肉がこれほどまでに深く透明で無味になるものなのでしょうか。まさに感動の食材です。
考えてみますと、なぜか無味な食材は高級です。「ふぐ」然り、「ふかひれ」然り、「ツバメの巣」然り、これらは決して味がありません。しかし深い旨みが眠っているようです。無味とはいったい何物なのでしょう。
その答えを知るためにどなたかもう少し「ふぐ」を食べさせてくれませんかね(笑)。

「魁」

2000.7.25

「ワイン」

一頃、日本はワインブームであった。(今もそうかも知れないが。)
一昔前は白ワインが日本人の口に合っていると云われていたが昨今のポリフェノールブームで赤ワインがそれに取って代わった。
皆様はワインを飲む人達(日本人)の口癖をご存知だろうか?それは「飲みやすい。」である。この「飲みやすい。」と云う表現は何を云わんとしているのか。ワイン自体に慣れ親しんでいないと思わず口にしてしまう言葉が「飲みやすい。」ではないかと感じます。確かに高級なワイン等、慣れ親しむことなど一般的には無理な話です。私なども300円前後の安いワインをスイスイと飲み親しんでおりますので今だかつて、高級ワインと言うものに縁がありません。
たまに数千円のワインを嗜むと「・・・・?」となってしまうのです(^^;;;。
ただ何がどうなのかがハッキリ判っていないので何も表現することができないようです。ただ感じることは世の中「あっさりしている」事や「すっきりしている」事はそれほど良い事なのだろうかと言うことです。飲みやすいことは飲みやすいと云うだけであまり得るものが無いような気も致します。むせ返り喉に通らぬようなものを無理をして通していくうちに「ああ、これが美味いと云うことか。」と悟る事の方が大切なのではないだろうかと感じます。そもそも物の真髄をわきまえると云うことは決して平坦では成し遂げられないことのようです。人間でも一緒で、とっつき難い人間やだらしのない人、癖のある人の方が味があるものです。それを噛み締めてこそ本当の美味さが判ると云うものです。
先日、スッキリとした飲み口のワインを愉しみながらそんなことを考えていました。(爆)

「魁」

2000.7.30

「納豆」

納豆は知られている通り栄養万点である。納豆ほどコストパフォーマンスに優れた食品はないのでは?(笑)。何でも朝の卵かけ納豆ご飯は脳に非常に良いそうです。その他、ガン予防にも効果があるそうです。そんな納豆の美味い食べ方を今回はご紹介いたします。これは魯山人が記しているものです。納豆を美味しく食べるには、終始よく練ること。とにかくよく練る。そして醤油は一滴づつ注します。よく練っては注し、またよく練っては注すのです。このためには朝、普段より5分は早く食卓に着かなくてはなりません。そうでないとじっくりと納豆を練ることが出来ないからです。
こんなこと真面目に書いている私はアホじゃないかと思われるかも知れませんが、これを実践するとあなたの考えは変わります。醤油は決して一気に注してはいけません。(既に実験済み。。全く味が違います。)
あまり知られていない事実です。是非お試し有れ。ただし遅刻せぬようにご注意ください(笑)。

「魁」

2000.8.16

「酢」

酢は身体に良いと言います。酢は身体を柔らかくすると言います。
本当でしょうか。よく酢のものが嫌いと言う人がおりますが、酢は気がつかない所で使えば、しっかりと摂ることのできるものです。酢は不思議なことに味を濃くする作用があるようです。味気ない食べ物に数滴垂らすだけで味が濃くなるのです。嘘ではありません。例えば、ちょっと薄かったかな?と思うような味噌汁に巣を数滴垂らしてみましょう。味噌の味が際立ってきます。しかも酸っぱさは、ありません。よくラーメンにも酢を垂らす人がいるのはラーメンのコクを引き立たせるためです。また少量の酢は、食欲を増します。夏バテで食欲が無い人はこの魔法の調味料を是非お試しください。 夏はうなぎよりも酢です(笑)。日頃、塩分を取り過ぎの貴方、塩分の取り過ぎは、身体に良くないだけでなく、精神的にも良くないと云います。
塩っ辛いものが好きな人はイライラもまた、たまりやすく良いことは無いのです。少し薄めの味付けに数滴の酢で美味しいおかずをいただきましょう。                              
注意:酸っぱさが感じないのは温かな食べ物で尚且つ、塩分のある食べ物に限ります。それと、くれぐれも入れ過ぎに注意してください。                          

「魁」

2000.8.24

「夏のお茶漬け」

夏の暑い時期のお茶漬けは最高に美味いものです。一頃、お茶漬けのCMが大ブレイクいたしましたが、お茶漬けもまた豊富なバリエーションがあります。お茶漬けというと永○園が、やはり有名ですが、その他にもいくつかございますので、ご紹介いたしましょう。

海苔茶漬け

海苔は決して味付け海苔を使ってはならない。焼き海苔を炭火で炙り、海苔の水分を出しパリッと仕上げる。それを適当な大きさに切ってご飯の上に乗せる。この時、海苔は一枚と決める。この一枚を大切に食べる。お茶は煎茶の出がらしで良い。海苔の上に少々の醤油を垂らす。これがこだわりの海苔茶付である。。(笑)

納豆茶漬け

これもまた美味い。納豆は先日(7月30日)掲載のもので良いが多少、醤油を多めにしておく方が良い。これをご飯に乗せると、またお茶を掛ける。お茶漬けのご飯は少量でよい。お茶の中で、飯が泳ぐ程度で良い。それをじゃぶじゃぶ、さらさらと何度も平らげるのである。

わさび茶漬け

これも堪えられない。思わず涎がでる。わさびは勿論、本わさび鮫の皮で摩り下ろし、ご飯の上に載せて醤油を少々注して、熱いお茶を入れて食す。最初にツンとくる感じが堪りません。(笑)

穴子の茶漬け

これは高級茶漬け。穴子は魚やで一本を捌いてもらう。その際は頭と骨もすべてもらうように。この頭と骨で穴子のタレを作る。
(よくすし屋でではこれを使って煮きり(甘いタレ)をこさえる。)
穴子は先に焼いておき、タレの中に浸して多少煮込む。これを熱いご飯の上に一切れ乗せてタレをその上から少々掛ける。
そしてお茶を掛けて食す。好みでオオバをを細切りにして入れても格別である。

水茶漬け

夏の暑い時に、熱いご飯をざるにあけ、冷水で洗い、ぬめりを落とす。良く洗ったら茶碗に入れ、さらに冷水を注ぐ。これには漬物など、ある程度歯ごたえがあり、味の濃い具が良い。
いくらでも食える。

まだまだあるのですが今回はこの辺で。。。

「魁」

2000.11.25

「隠し味の妙」

「隠し味にお砂糖を少々。」とか「隠し味にお醤油を少々。」とかTVや雑誌などで目にし、また耳にする。この隠し味ですが、これはその料理に想像がつかないような調味料のことを言います。例えば甘さを出すために塩を入れたり、またその逆もあります。では本当に隠し味の効果が出ているのでしょうか。それらを検証するためには、絶対的舌感覚を持ち合わせるか、隠し味を入れたものと入れないものを同時に食べ比べるより他はありません。そうして初めて隠し味の効果が確認できます。味を際立たせるためにあるわけですから当然入れたもの方が美味いと感じるはずです。私も以前に何回か試したことがあるのですが、確かに味に深みが出たり旨みが増す事がありました。しかし最も効果的な隠し味とは何でしょうか。それは人間の言葉です。
「隠し味に○○を入れています。そうするとコクが出るし素材の持ち味引き立たせるんですよ。」と言われれば大抵の人は「ほう!そうなんですか。どれどれ。。。ほんとだ!美味しい(^^)。」となるのです。実際の効果を何倍かにしてしまいます。料理の最高の隠し味は料理人のちょっとした気遣いではないかと私は思うのです。
以前、九州に出かけた時、ある小料理屋で味噌汁に隠し味の柚子胡椒なるものを入れていました。最初は「あれ?・・・大なべにわさびを入れているのか。。。」と思い、聞いてみたら板前さんは「隠し味に柚子胡椒を入れております。」と云いうので聞き慣れない調味料に首を傾げ、物欲しげな顔をしていると、見かねて少し分けて頂きました。魚介の味噌汁だったのですが柚子の香りが具の甘味を包み、唐辛子の辛さが味噌を引き締めてくれました。旅の大きなお土産になりました。
料理をされる皆さんは是非、この「言葉の隠し味」をお試し有れ。

「魁」

2000.11.28

「味噌汁」

「日本人なら味噌汁だ。」と云う言葉はもう死語になりつつあります。
主食である米の消費量の減少に比例して、当然味噌の消費量も減ることになります。現代の食事は簡素になり、また欧米化してきていますので、味噌汁を作ると云う習慣が無くなってきているのでしょう。子供達はご飯食の時も牛乳や麦茶、ウーロン茶などを飲みます。
確かに牛乳は身体には良いし子供の発育には欠かせないものかも知れませんが、ご飯に牛乳は私は頂けません。やはりご飯には味噌汁なのです。
ここで、かの魯山人は味噌汁に関してこのように云っております。
「味噌汁は出来たてでなければならない。味噌汁の味噌は決して煮立たせてはいけない。」味噌汁は味噌を入れる前のダシ汁が沸騰したらその時点で一旦火を止めます。そうして味噌を溶きいれます。
そして再度、火をつけて沸騰する直前に止めて出来あがりです。
しかし、現代の食生活ではこれは不可能でしょう。一家団欒で食事をする機会が少ないからで、何度も味噌汁なんか作っていられません。家族がバラバラに食事をする結果、味噌汁は何度も温め直され味噌の味はどんどん落ちてきます。そこで苦肉の策ですが、一旦作った鍋は直接温めずに、別の小鍋に食べる量だけ移して温めると比較的味が落ちにくいのです。また味噌汁の具の中で海草、海藻類等は一緒に煮こまないことが大切です。これらは先にお椀に少量入れてその上から味噌汁をかければ良いのです。
「んな、面倒なこと、やってられねーな。。。」と云う心の声が聞こえて来そうですね。それでも私はボヤキます。。。。。(笑)

「魁」

2001.1.19

「アワビのカレー」

読んで字の如く鮑のカレーを紹介します。このカレーライスは、昔私が小さな頃によく食べました。海で鮑を大なべ一杯に採ってきてそれをカレーにドサッと入れて食うと云う、豪快料理です。まあ肉や野菜の代わりに鮑を入れて食べるだけですが、今では考えられない料理です。
カレーをご飯に掛けると鮑がどっさり入っているのです。しかも蝦夷鮑。。。。今でこそ一個3000円は下らないのですが、当時は只で食べてました(笑)。
このカレーは玉ねぎをよく炒めてそれにカレー粉を足してまた少し炒ります。そうしておいて水を入れて沸騰させ、カレー粉を足して少しとろみが出てきたところで、貝殻から外してゴロ(鮑の内臓)を取り除いた剥き鮑を塩でよく洗い、約30個から40個ぐらいをドバドバッと威勢良く入れます。そうしてひと煮立ちさせたらゴロを一個だけ潰して入れます。これで海の香りがカレーの香りといい具合に入り混じって軽い眩暈を覚えるのです。火はすぐに止めます。煮込み過ぎると固くなるので要注意です。とろみが足りないので片栗粉を水溶きしたものを回し入れ、隠し味で醤油少々、炒ったカレー粉を少々。さあ、出来上がりです。
当時、私の家は決して裕福ではなかったので牛肉もあまり食べたことがなかったので、こんな貧乏な食べ物で我慢していたのでした
。。。。あんな食い物はもう二度と食べ。。。。(笑)

「魁」

2001.4.9

「屑(くず)」

残り物には福があると云います。鍋底に余ったスープは旨みのエキスが凝縮しています。食に関しては押しなべてその傾向があるようです。料理し難いものは屑として捨てられたりスーパーなどでも格安の札がつき店の隅にじっとりとひっそりと置かれている時が多いようです。しかし実はそれにこそ食物の旨みが隠されているのです。魚を例にとると頭(かしら)等は調理もしづらく独特の癖があるのですが、それを丁寧に調理すると腹の身など及びもつかないほど美味くなります。昨今、鯛の兜煮などは居酒屋で見かけますが、家庭でも美味しく頂けます。鯛は養殖と天然ものがあるのですが、色鮮やかな天然ものに比べて養殖ものは日に焼けていて背中に行くほど黒くなっています。そして養殖ものは脂が多く独特の匂いがあります。しかしこれが丁寧に調理することによってご馳走に変わるのです。

@鯛の兜を2つに縦にかち割る。これは出刃で力強く割らなくてはなりません。最近のスーパーなどでは魚屋さんがじかに店舗を出しているところもあるので頼んで割ってもらっても構いません。そうそう割る前に鱗を丁寧に取り除いてください。

A頭を洗います。血や内臓の切れ端などを綺麗に取り除き、粗塩を沢山して20分ほど寝かせます。その後もう一度、水で洗い流します。

B沸騰した多めの湯に通します。一旦湯の温度が下がりますが余り気にしなくて良いです。再び湯がゆらゆらと煮立ち始めたら頭をざるにあけます。これで独特の腐臭のようなものの80%は取り除く事ができます。
この時点で恐らく皆さんは「手が臭いぃぃ。。」とお嘆きになることでしょう。そこで朗報です。石鹸で洗っても魚の匂いは取れません。専用石鹸もあるようですが、いちいちそんなの買うのも大変でしょう。
もっと絶大な効果がある代物がすぐ身近にあるのです。それは流し台のステンレスです。ここに手を満遍なく思いきり擦りつけてみてください。あら不思議、匂いが消えるではありませんか(笑)。実はステンレスには除菌効果と強力な除臭効果があるのです。是非お試しあれ!(^^)

C先ほどの処理で80%の匂いは消えました。そして次からが極意です。フライパンに小さじ2杯のサラダ油を敷いてその上に関東で言うねぎの端(青い部分、関西では青ねぎ)を敷き包めてます。その上から先ほどの頭を皮の方を下にして乗せてまた上から青ねぎを軽く包みます。その上から酒を大さじ2杯いれます。こうして火を入れて中火で約5分蒸し焼くようしてください。これで更に10%から15%の臭みを取り除く事ができ、尚且つねぎの香ばしさと甘さが頭に染み込みます。残り数パーセントの匂いは敢えて取り除きません。匂いの良い悪いに関わらず魚の持つ匂いは完全に無くてはならないものなのです。

D酒1カップ、砂糖(大さじ2)醤油1カップ、みりん0・5カップを平鍋に入れます。そこへ生姜をひとかけ入れて火をつけて沸騰しない程度に煮てそこへ頭を重ねないようにして並べます。次にそこにゴボウを適当に切って入れます。このゴボウは調度良い甘味を出してくれます。(ゴボウは前もって良く洗って刻んでから水につけて20分ほどアクを出す事。アクの出た水は麦茶のような色になる。)こうして落し蓋をして鯛に醤油の色がつき始めたら出来上がりです。とても原価100円、200円のものとは思えないほど美味なのです。特に目の下、頬肉のところなどは人に教えたくないほどです。(笑)

「魁」

2001.4.28

「食」

以前に「問題は何を食べるかではなく、どこで、そして誰と食べるかが大切である。」と書きました。そこで本日は開高大兄の言葉を拝借してその中身を書いてみたいと思います。食は地面に近いほど美味いと云います。ようするに高層ビルの最上階で摂る最上の食事よりも地べたにペッタリ座って頬張るにぎりめしの方が美味いのだと云うことです。これは試して見ればすぐに判ります。もっとも最上と云われる食事を地べたに座って食う者などいないとは思いますが(笑)。また食べ物は手づかみの方が美味いのです。皆さんはカレーを手掴みで食べたことがありますでしょうか。一度試してみると面白い結果が出ます。決して汚いと思わない事です。手づかみは人間本来の感覚を呼び戻してくれます。彼女とそして彼氏と食事をする時、手づかみの料理をお薦めします。差し向かいでテーブルに付き、汚ごれる手も一緒に舐めながらムシャムシャと貪るように濡れた食物を口に運び、食べこぼしで滑って光る相手の口元を見て御覧なさい。これこそエロテッィクな食事であります。まさに「好色は好食」の原点です。

「魁」

2001.7.4

「チョコレートの粋」

いつの頃だったか…
私が小学生の頃にはバレンタインデーと同じようにホワイトデーが言われるようになった。
そんな時代、そのお店はいつの間にかそこにあった。
場所はJR大塚駅南口…
今年で27年目だそうだ…
眼光鋭い恰幅のいいオヤジ、相変わらずだった。
今、60歳前後だろうか…
40年もお菓子に関わってきたと言う。
久しぶりにオヤジとそれに出会いに…
店の前を行き交う人の中に私を見つけるとにこやかに迎えてくれた…
「久しぶりだね…」「ごぶさたです。」
それらを初めて口にしたのは、地元に新規参入の銀行があり、営業が家に来たときの手土産として置いていったものである。
初めて食べたそれは、大人の味がした。
銀行はその店のまん前にある。
(この間の金融再編には関係ないところだ…)
当時、近隣の女の子達だったらその店の存在は知っていた。
だが、そこで買い物をするには100円を握りしめてもダメなのである。
でも、とりこになってしまうとおこづかいをやりくりしてでも食べたくなってしまうのだ。
当時、120円がいちばん手頃な価格で、それが今、150円。
あまり変わりがない。
スイスと日本の通貨はあまり価値変動がないのだそうだ。
眼光鋭いオヤジはそれのためにスイスに留学した。
わざわざ勉強をしてきたのだそうだ。
もともとはケーキなどを作るパティシェ。
ケーキもアイスクリームも色々経験してきて「これをやる」と決めたのだそうだ。
その当時、留学までして勉強してきてしまうオヤジ。
スイスのドイツ語圏にある工場やお店などを色々巡ったそうだ。
「言葉はどうしたの?」の問いかけに、「商社の人間が通訳に来てくれたよ」という。
商社も利が出ないことはしない。
オヤジの選択は商社の商品のひとつにもなる。
少し大きくなった私にそんな話をしてくれた。
きっかけは大学で勉強していたドイツ語と留学の話から…
オヤジとはもうずいぶん長い顔見知り…
いろいろオヤジの話を聞いている。
「うちはね…」
スイスから輸入しているカカオマスを使っている。
このカカオマスを原料にしていろんな味や形を作っている。
このカカオマスは他と比べてとても舌触りがいい。
なぜなら…
よいカカオ豆だけを選別する。
それを72時間(3日間)かけてすりつぶす。
このすりつぶしに時間をかけたものが、なんともいえない舌触りを生む。
だから、ヤシ油などを全く混ぜない。
不純物が入っていないから、少々の温度変化でとけないのだ。
純チョコである。
その店のすべてのもととなる。
口の中の温度でちょうどとろける。
その固まったものをスイスから直輸入する。
その工場はオヤジがたどり着いたところ。
その工場で納得いくものを研究してきたと言う。
原料がいい。そして納得いく製法でつくられている。
だからうまい。
舌触りのなめらかさ…
生チョコが数年前より流行っているが、それより以前から置いてある。
舌に触るものがない。
ス〜ッととけていく。
昨今は、甘みを控えたものが多い。
砂糖の量はあんこ等の和菓子と比べて多いのか?
和菓子は、口の中で味わうよりは喉越しを味わう。
甘みを十分口の中でたんのうしないうちに喉から先へ運ばれてしまう。
和菓子の砂糖の量はそれの何倍も入っている。
でも、和菓子がそれほど甘く感じないのは、喉越しの味わいだからだ。
口の中で舌にまとわりついて感じる甘さは、含まれた糖分を最大限感じることができる。
それは甘く、人によっては「過ぎたる甘さ」と言われる。
オヤジは言う。
「菓子は甘いものだ。甘くなければ菓子でない。」
食事の最後に甘いものを口にする。
食事はもう、これでおしまい。
その充実感のためのものなのだから…
スイス土産のものをいただいたり、都内であれば簡単に購入できたりする。でも、あんまりおいしいとは思わない。
なんでなんだろう…
口にして、とろけて、鼻腔いっぱいに広がる香り。
微妙に違う。
オヤジは言う。
「日本人に合うバニラかどうか…」
風土によって、人によって好みは千差万別。
湿度の高い日本ではきつい香料はあまり好まれない。
ほどよく、鼻から抜ける香気。
なじんだ香りは昔から変わらない。
デパートで、ある時期だけ並んで買わなければならないそれは、私にとって興味がない。
何度となく買って食しては見たが、にがい…
にがみの旨みがつたわってこない…
「カカオ豆もコーヒーと一緒だよ。焙煎の程度もあるから…」
私の味覚がお子ちゃまなだけではない。
お土産で有名な国があるスイス、ベルギー、ハワイ etc。
カカオ豆の生産が多いのは…
コートジボアール、ガーナ、インドネシア、ナイジェリア etc。
日本が輸入しているのはガーナが一番多い。
どっかのメーカーが出している板チョコの商品名はそのまんま…
ガーナ人の知人がいる。
地理の授業で習ったプランテーション農業…
私はガーナの全土でカカオ豆の生産をしているような気がしていた。
彼は笑って言った。
「全部カカオ豆じゃないよ。うちは洋服屋さん。それは嫌。だから日本に来た。」
ハワイのマカダミアナッツの入った…
マカダミア産のマカダミアナッツは外貨獲得のため、それによって加工して、付加価値を付けたのである。
それを売りたいのではなく、マカダミアナッツを売りたいのだ。
マカダミア産のマカダミアナッツは原料として輸出されていないそうだ。
だから、日本で食べられるマカダミアナッツはカリフォルニアのマカダミアナッツ。
それじゃぁ、カリフォルニア(ウォール)ナッツになっちゃうだろう。ふぅ〜。
オヤジはマカダミアのもので、遥か昔、味見と称して食べさせてくれた。
だけど、店頭に並ぶことはなかった。
マカダミア産のナッツが必要量手に入らない。…オヤジのぼやき…
スイスやベルギーなんでカカオ豆が作れないところで…って思いませんか?「ミルク」なのだそうだ。
いくら加工品がたくさんあっても、付加価値率を考えるとこれになるのだそうだ。チーズやバターは世界生産国の中でもそれなりに多いが、周りの同じような農業国と同じものを作っていても外貨は得られない。
安価なカカオ豆を輸入してそれを食べられるように加工する。
その過程で使われるミルク…
ミルクの付加価値を付けるために生産され、輸出される。
どこかの「王室御用達…」なんて言葉はそれこそ国を挙げてのことなのかもしれない。
ミルク…
土壌の塩分が関係するのだそうだ。
塩分の少ない土壌に育った牧草を食べてそのミルクで作る。
お汁粉にほんの少しのお塩と同じ効果になるそうだ。
塩分の多い南半球のそれとはやはり味わいが異なるのだそうだ。
さらにオヤジは続ける。
話を続けながらある一点に手を伸ばす。
そうすると空調が変動する。
ショーケースは外気の温度にあわせて微妙に調整している。
私が店にいた小一時間で何度空調の調整をしたことか…
照明器具の温度により変質してしまうのを避けるためにショーケースには照明ライトがない。
きらびやかな店内…ではない。
地味と言われてしまうかもしれないが、オヤジのこだわりだ。
私の大好きなチョコレート…
オヤジのいいつけをいつも守っている。
ひとつをのぞいて…
1.チョコレートは冷蔵庫に入れてはいけない。
  脂肪分と食感の問題である。
  脂肪分が固まっておいしくなくなるそうだ。
  一度固まったら味が変わってしまう。
  汗をかいてしまったものは、その時点で腐敗していく。
  室温に戻しても本来の味わいは回復しない。
  後述の4.にも絡むことだが、自然な柔らかさが必要。
  これからの季節(夏)はチョコレートにとって最悪。
2.ホワイトチョコレートはチョコレートではない。
  カカオマスを使って作るのがチョコレートである。
  カカオマスからココア分を取り除いたカカオバター。
  カカオバターでできているものを「チョコレート」とは言わない。
  その辺の安いものなどは、ラードでできていたりするらしい。
  贈答用の飾りとしてのみ製造はしている…
  オヤジにもちょっと弱気なところがある…
  「ホワイトチョコレートないの〜」って言われるらしい…
3.できたてのチョコレート(要熟成もの)は少し日を経てから食せ。
  洋酒や果物類を入れたチョコレートは熟成が必要である。
  サクランボのリキュール入りのものはこれをいちばん気にしなければいけない。
  いいつけを守らないと、ものすごくきついお酒の味しかしないのだ。
  杏の入ったものも、味がなじまないうちに食べてもおいしくない。
  この店には巨峰のチョコレートもある。
  1つの巨峰の皮に30以上も穴をあけてある。
  それだけ味が染み込んでいる。
4.舌の上でとかして食す。
  パクパク食べる代物ではない。
  1つを口に入れると十分な大きさだ。
  あわてて歯で噛んではいけない。
  口の中で自然に唾液とチョコレートが混ざりあってから…
  ゆっくり味わいましょう。
  ほどよくとろけたチョコレートの香りを二人でわけあってもいい。
  仲良く味わいましょう…
5.化粧箱で買う必要はない。
  おうちで食べるなら…
  サービス箱なる入れ物に入れてもらえるから必要なだけ買う。
  小家族で食べるのには十分な個数が入る。
  スイスでは、新聞紙をくるりと丸めた中に入れてもらうのだとか…
  日本では見た目がうるさいので小さな小箱が用意されている。
6.夏はダメ。ジュレか焼き菓子。
  いくらとけにくいとはいっても、気温のみならず湿度の高い状態はよろしくない。
  夏は洋酒の効いたゼリーを食して夏が過ぎ、すごしやすい秋まで待つ。
  パティシェだったから焼き菓子もおいしい。
  この間は、無花果のタルトがあった。
  食感がいい。プチプチッとしている。
  ジュレはアルコールがあるので「子供には食べさせるな」と言って売るそうだ。
7.一日3個にしておきなさい。
  なにも言うまい。
私の定番
見た目はとっても地味なトリフ … フェルコールとアンブラーミルク
正統派なめらかすべすべの … 生チョコ
洋酒の効いた … チェリー
すべてのものがオヤジのこだわりから…
カカオマス以降の製造工程は、すべて大塚のお店の奥で行われています。こだわりを直に聞きたい方は日中の空いている時間にその旨おっしゃると…1時間はお話してくださいます。
そうそう、フランス製のドラジェ…
日本では着色料で使ってはいけない色があるということで、これは輸入しているそうです。

「野良猫」

野良猫さんの執拗なまでのチョコレートに拘ったお話でした。私は昔からバッカスチョコレートが好きでした。なぜなら未成年にして酒を味わいチョコの豊かさを味わえる両刀菓子だったからです。(笑)

「魁」

2001.10.8

「玄人の天麩羅」

先日、天麩羅を作るはめになった。何度も作ったが天麩羅だけは上手くいきません。何が足りないのか、何が余計なのか。思考錯誤は全て失敗と終わりました。さっくりと黄金色に揚がった天麩羅を作ってみたかった。
岡山にて教室を開催した時、岡シェフさんと云う正真正銘の料理人が居ました。彼は繊細なことわりをはかります。出されたものは深い味わいがあったのでした。
そこで私は彼に美味しい天麩羅を指南して頂きました。以下、彼からのメールです。
岡シェフさん、おかげさまで天麩羅を大変美味しくいただく事ができました。どうもありがとうございました。

「魁」

返信遅くなりまして御免なさい
どのように書いたら解りやすいか・・再現し易いか?
市販の粉を試しても見ましたが・・イマイチ
そこで家のやり方を書く事にしました。

天麩羅(4人分)
 先ず粉
 メリケン粉(バイオレット)をお玉(直径10cm)4杯
 卵(全卵)2個(Mサイズ)
 塩こさじ1(あら塩)
 ビール 5尺(雑味と炭酸が衣に味&サクサク感を出すのです。)
 氷(適当)

作り方
 @ボールにメリケン粉を入れる
 A卵を入れる
 B塩を入れる
 Cビールを入れる
 D氷

此処でポイント
 絶対に混ぜない(箸の先で抑えるように粉に卵をなじませる)
 混ぜると粘りが出て衣が厚くなる!・・注意
 材料の切り方(此れは言うまでも無いと思います)
 油
 必ず新品を(シラシメ油が最適)・・お値段少々高め・・
 温度160〜180度が最適
 (レンコン・サツマイモ・イカは・・160度)
 (海老・椎茸・大場(しそ)青物は・・・175〜180度)
 揚げ
 先ず箸で油を混ぜないそのままで油が対流しているのを確認。
 箸で衣を救い一滴二滴落としてみる
 その時沈んでから浮かび上がるようでは温度が低すぎる
 そのまま油の表面を衣が泳ぐようで丁度いい。
 後は色と時間を見て揚げるんですが・・此れは・・書き様がないです。
 如いて言うなら・・
 最初衣は少なめに衣を付け・・
 揚げながら衣を落としていくとギザギザでカラッとした感じに上がります。
 後・・・・油きりは網目のトレイに立たせるように置き(天紙・クッキングペーパー)
 は使わない方が良いです。
 鍋
 鍋の大きさは油の量に比例します。(鍋の7分目が良い)
 具を入れる事で油の温度は急激に下がります。
 大きい鍋が無ければ具を2個ずつ入れるようにして・・
 最後に2度上げする事をお勧めします

 天つゆ
 材料
 カツオと昆布だし1600cc
 薄口醤油(ヒガシマル)50cc
 安酒(20cc)
 みりん(20cc)
 柚子(皮・一欠け)
 荒塩小匙2杯

 先ずカツオと昆布だしのとり方
 1800tの水に、立て20cm横10cmの昆布を(切り目を入れ)
 入れ、火に掛ける。沸騰する直前に昆布を上げ、火を中火に落
 し表面が覆われるくらいカツオ(雄節の花カツオ)を入れる。
 火を消しカツオが沈むまで待ち裏ごしする 
 黄金の出汁完成・・・・・・俗に言う・・(笑)>
 @出し汁にあら塩・・・小匙2杯
 A薄口醤油・・・・・・・・50t
 B酒・・・・・・・・・・20t
 Cみりん・・・・・・・20t
 Dソレを再び火に掛ける
 E沸騰する直前に追いカツオ
 F柚子の皮を一欠けいれる
 G裏ごしして器に入れ大根卸しを加え完成。
 抹茶塩
 荒塩をすり鉢に当てフライパンで炒る。
 塩を1に対し抹茶の粉を2の割合で加え冷ます。
以上こんな所で如何でしょう?・・
またご不明な点が御座いましたらお気軽に〜^^岡シェフより

2001.11.4

「男の塩・胡椒」

男の料理は塩と胡椒に終始する場合が多い。手抜き料理には一番無難な味付けです。逆に云うなら塩と胡椒がないと男は何も出来ないと云う事になるでしょう。彼氏が料理をする人としない人、いろいろいらっしゃると思いますが、この塩と胡椒の使い方にそっと注目してみてください。カレーを除く男の料理のほとんどは塩と胡椒であることに気がつきます。
さて塩と胡椒だけで作るご飯をひとつご紹介しましょう。
その名も「胡椒飯」。
この作り方は簡単です。粒胡椒を叩いて細かく砕き(無ければ粗引き黒胡椒でもOK)炊き立ての飯の上にかけて一気に混ぜて出来あがり。それを茶碗に盛って好みで塩をふって食します。シンプルでワイルドなご飯ですが黒胡椒の香りが全体に広がり贅沢な味わいです。余裕が有るときは鶏がらスープなどをかけてお茶漬けのようにして食べても美味いのです。

「魁」

2002.4.10

「寿司屋の親父が残した言葉」

寿司屋通いを始めた切欠となった親父が亡くなったのはもう3年前。癌に侵されてあっけない最後でした。
親父が私に残した最後の言葉は「刺身のつまもタダじゃないんだ。」
思えばその寿司屋に通い始めて10年、いろいろな事を教えてもらったように思います。今日はその親父の言葉を皆さんにお聞かせしましょう。

<寿司屋に香水をつけた女を連れて来るな>
まあ、これは常識と云えば常識なのでしょうが、魚の味が香水の匂いで分からなくなるためです。羽振りが良いのは結構なことですが寿司屋に香水をたっぷりとつけた女を連れて入るのはタブーなようです。「寿司屋なんか来ねぇで連れ込み宿でも行きやがれ!」と云った親父の顔が懐かしい。

<活き造りで美味い魚は少ない>
魚と云う物は絞めてから徐々に旨味が増してきます。活き造りの魚を食すると歯ごたえは良いのですが味がしません。鯖のように生き腐れと云われるような足の速い魚や貝類を除けば当日に食べるより翌日に食する方がイノシン酸等が分泌して旨味が増すのです。もし活きた魚を美味く食べようとするならば煮たり焼いたりする方がはるかに良いのだそうです。

<平目の縁側は10年早い>
よく寿司屋で開口一番「縁側ください。」と云う人がいますが、これはとても困るそうです。平目は今や高級魚。その縁側たるやヒレの部分でしか取れない希少なものなのです。それを身も食べないで縁側だけを食べようとするのは寿司屋としては有り難くないもののようです。もし縁側をたらふく食べたいと云うのなら回転寿司屋に行くのが無難でしょう。ただしその殆どはオヒョウと云う魚だと思います。

<まぐろばかり食べるのは寿司屋泣かせ>
マグロはご存知の通り高級魚中の高級魚。その仕入れ値はキロ数十万円と云うものもあります。良心的な寿司屋はキロ数十万円のマグロを寿司にして出すと赤字になります。元を取ろうとするととても庶民では手が出ません。一貫数千円はするでしょう。一度銀座の高級店で食べたマグロは一貫8千円でした!・・・出来れば他のものも頼むのが良いでしょう。
一度、幼い娘を連れて親父の所へ寿司を食いに出かけたら何も知らない娘は「マグロのピンクのところ食べたい。もっと。。。もっと。。もっと食べたい。」とどんどんと食いまくり、私は苦笑いして鯵のたたきをつまんでましたが、親父は「は〜い。お嬢ちゃん沢山食べな!!」とニコニコしてどんどんと食わせてくれました。勘定が怖いなあ・・・と思っていたのですが流石、ベテランは客のフトコロを承知していたのでしょう。全部で6千円でした。
帰り際に親父曰く「たまには子供にも美味いもん食わせてやんなさいよ。」と肩を叩かれて頭を掻いた記憶があります。

<刺身のつまもタダじゃない>
これは云うまでもなく食べ物を無駄にするなと云うことでしょう。当たり前のことですが以外に残す人が多いようです。

「魁」

2002.4.23

「出汁」

岡シェフさんからの家庭用出汁の作り方を伝授します!
プロが云うのだから間違いは無いのです。理論に勝るものは経験です。
手間を惜しむことなかれ。有無を云わせぬ玄人の言葉は絶対であり感銘を受けます。

「魁」

出汁は和食の基本です。
昨今<出汁の素>などと言う物が調味料として幅を利かせていますが
とんでもない・・・・嘆かわしい・・・。
そこで今回は(出汁)レシピです。
 
「出汁は一日にして成らず」
水2リットルに対し縦5センチ横15センチの昆布をハサミで切り目を三本入れ水に投入・・・そこまで出来たら今日は寝ましょう(笑)。
「果報は寝て待て」寝る前に仕込んでおけば・・夜通しかけて・・昆布からじわ〜りと昆布の旨みが水に染み出てくれる。
それで、美味しい出汁の70%は出来たも同然!
後はそれを暖め火を切りかつおを投入するだけ・・・ですが、此処で注意しないといけないのが、タイミング・そしてあく取りです。 
この段階で失敗すれば今までの苦労が水の泡・・・くれぐれも注意してください・・。
 では心得はこれ位にして・・チャート式にレシピ書きます。
<材料>
  
  水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2リットル
  昆布・・・・・・・・・・・・・・・・・・5センチ×15センチ
  かつお・・・・・・・・・・・・・・・・200グラム
 
 
 <道具>
  鍋・鉄・ステンレス(アルミは避ける)  
  ガーゼ(煮沸して匂いを取る)
  
 <レシピ(チャート)>
 @一晩置いた水と昆布の入った鍋を火にかける。
 A緩やかに対流が起こり沸騰する直前(けして沸騰させてはいけない)
  に昆布を上げる(取り出す)。
 Bそのまま一煮立ちさせ火を切る。
 Cかつおを入れる。
 Dサッと灰汁をひく。
 Eかつおが鍋の底に沈みきるの待つ。
 F用意したガーゼでこし、更に灰汁をひく(注意)この時けして、かつおを搾ったり
  せず自然に任せる様にする。
以上で出来上がり。

「岡シェフ」

2002.11.12

「鍋」

鍋ものは冬の代名詞とも云えますが一家で、あるいは気心知れた仲間内でひとつの鍋をつつき湯気の向こう側に見える温かそうな笑顔を見るのは格別の味わいです。この鍋をつつくと云う行為は日本独特の文化でしょうか。
鍋には当然さまざまな食材が放り込んであり、取る方も好きなものを取れるわけですが、考えてみればこれも日本独特でしょう。
大きな皿や鍋から取り分ける料理は各国にありますがそれはひとつの料理となって完成されてから出されるため、各人がたれなどをつけて最終的に自分の好みに仕上げて食すのはヨーロッパなどでは聞いたことがありません。
さて鍋にもいろいろあります。寄せ鍋が最も一般的ですが私が思うにあまりだしが出る食材が混ざってしまった鍋は美味くはありません。
貝が入っていればあくまで貝がベース、魚であれば魚、肉なら肉とベースはひとつの方が旨みがあります。
またすき焼きも各地、各家によってさまざまです。
すき焼きには牛を使わず豚だと云う所もありますし、たまねぎを入れる方もいる、味噌仕立ての家庭もあります。
そして変わったところでは食材をひとつひとつ焼いて全てを食してから次の食材を入れると云うご家庭がありました。
最初に牛の脂を敷いて、たまねぎの輪切りを充分に炒めて酒、砂糖、醤油を注して全て食べ終わったらいよいよ肉を一枚一枚焼きいれます。たまねぎの甘味が残ったたれに充分に移っていて肉の旨みを更に引き立てるのです。
次に白滝、豆腐、長ネギ、春菊と丁寧に食して行きます。
これら鍋には家々のしきたりというものがあるようです。
鍋奉行はその一切を崩そうとせず頑固に後世に伝えていきます。
満面の微笑みを厳しい顔でひた隠しにして振舞います。
「どうだ?美味いだろ!」と湯気の向こうに囁くと「ああ、美味い。」と返ってくる。鍋奉行はますます有頂天になりながらもそれを敢えて殺して黙々と振舞うのです。
そんな異質な鍋に招かれてしまった者は嫌な顔などしてはいけません。ただただ歓喜して食すのが作法と云うものです(笑)。

「魁」

2003.5.14

「料理と縛り」

料理と縛りには面白い関連性がある。
これは当たり前のことかも知れませんが縛りが上手い人は料理もまた上手い。
料理が上手い人は縛りが上達する可能性が高いようです。
ただ単に器用だと云うだけでない何かがあります。手際も良さもそうだしテクニックの飲み込みの早さと分析力に富んでいるように思うのです。
料理と縛りを比べること自体に難があるかも知れませんが、今まで「この人の縛りは冴えているなあ。」と思う方は料理にも深い思い入れがある方が実に多いものです。
料理は分析能力が必要とされます。料理を楽しむ者はバラバラの具材と調味料を組み合わせてひとつの完成形を作り出すのでが、それらのバランスの取り方がとても上手いのです。更には熱を加えたり冷やしたりすることにより旨みを増すと云うとても一次元の考えでは成し得ない複雑な工程を難なくやってのける高度な能力を身につけていることになります。
料理は作る前から完成形を頭に浮かべそれにあった材料と分量を調整して切り、刻み、叩き、練って適当なところで熱を加え、あるいは冷却し完成に近づけて行きます。その作業は一言で言い表せぬ絶妙な加減と云うものがあります。
そうしていつしか定石が生まれ基本として本人に叩き込まれます。それらの定石をもって新たな発見と変わらぬものを変えずに一定の味を出し続ける者がプロフェッショナルと呼ばれる者です。
私は料理も縛りも半可通な域でプロフェッショナルではありませんが、それらの共通項目を比べていくうちに、いつか縛りの好きな方々と食べることが好きな方々を集めて、縛りの教室からお料理教室へとなだれ込む会をいつか実現したいと思っていますが、如何でしょう(笑)。

「魁」

2003.11.21

「苦味」

苦みばしった良い男とはどういう男のことであろうか。いつもしかめっ面をした男のことなのだろうか。弛んだ笑顔の私には到底近づくことのできない顔であることには間違ない。いずれにしても苦味と云うものは人にとって決して好まれざるものではなさそうです。
人間の味覚においても重要なテイストのひとつに苦味があるが開高大兄は山菜の持つほろ苦さを称えていたように思います。甘いと書いて「うまい」とも読みますが甘いものに対して苦いものは対照的です。しかも「苦」は苦しいの「く」と読み好まれざる言葉のようです。しかしながら苦さは人にとって重要な位置を占めているのです。「良薬は口に苦し」と云って始めこそ嫌われはしますが苦いものには甘いものにはない効果と深みがあるのです。脳を刺激し想像する力を育て、何者も寄せ付けぬ気高さをも感じさせる。苦味とは他の味覚とは異なるものなのでしょう。
今宵、山菜のほろ苦さに酔いしれて深い山々や清い水の流れを感じてとてもビターな時代を渋〜い顔をして考えてみました(笑)。

「魁」

2004.7.13

「立ち食いソバ」

立ち食いソバは決して絶品と云うわけではありません。しかし立ち食いソバには他のファーストフードにはない何か別の隠し味があります。それは過去を引きずりながら食すると云う点にあるように思われます。
食う時はあまり物を考えないものですが、立ち食いは立って食うだけあって今までを引きずったまま食うような感覚に陥るのです。
あれこれと仕事の事を考えているうちにさて腹が減ったがどうしよう。心も寒いし懐も寒い。。。さて玉子をつけようかそれともおにぎりにするか。てんぷらも良いな・・・。でも揚げ玉で我慢しようか。。。
店内では黙々と食する人々がずらり。湯気の向こうは皆一様に下を向きずるずると食しています。皆、平等に立ったまま食う。立ちっ放しで食う。
男も女も立ちっ放し。JRの職員さんも巨大な組織の部長さんもニュースキャスターの○坂さんもタレントも○池○子さんもみんな立ちっ放し。
一言も発することなく食い終わるとさっと店を出る。そうしてそれぞれの方向に去っていく。「まあまあだな。。」などと考えつつ。
蛇足ですが昔、大阪の同僚と話をした際に「ソバやうどんにコロッケを入れる!?なんやそれは!?あんた、そりゃラーメンに豚饅入れて食うようなもんやで!?」と仰天されたことがあります。ん〜云われてみればそうかなぁと思いつつも食べたらそれはそれで普通だなと思ったのでした(笑)。

「魁」

2004.9.24

「秋刀魚」

お殿様は目黒の秋刀魚と云ったそうだが、先日、目黒で秋刀魚を食ったら美味かった
(大笑)。脂の乗りも良く大変美味いランチでした。
今年は豊漁につき価格調整までされたそうだが最初は1本80円、次週は180円になっていました。
さて秋刀魚の調理法は結構あります。
代表的なのは塩焼きに下ろし大根。ジュワジュワと熱いうちに食べる秋刀魚は格別です。私はその他にも幾つかのレパートリーを持っていますのでお知らせしましょう。
1.秋刀魚の刺身
これは今でこそ流通が発達して新鮮な秋刀魚が手に入るのですがつい15年前まではあまり見かけませんでした。秋刀魚の脂に当たると死ぬ目に合うと云われています。
魚介類は何でもそうですが食あたりになると寿命が縮まるほど苦しむそうです。現に今でも福島、茨城辺りの方々は「秋刀魚の銀に気をつけろ」と言われています。
銀とは秋刀魚の光った部分のことです。小名浜辺りでは新鮮な秋刀魚を一度冷凍して銀を殺してから解凍して食べると云う方もいます。
まあ、それでもこれだけ秋刀魚の刺身が全国で食べられるようになって食あたりの話もあまり聞きませんので大丈夫でしょうか。
とにかく新鮮な秋刀魚を手早くさばいて食べるのが一番でしょう。
心配ならば軽く酢で〆るのも一つの手です。〆ると云っても洗う程度です。
2.秋刀魚の梅干煮
秋刀魚をぶつ切りにして梅干の入った醤油タレの中でことことと炊くこと3時間。中骨もすっかり柔らかくなり絶妙な美味しさです。コツとしては最初はダシと少々の砂糖と梅干だけで煮込むこと。醤油を入れるのはダシが充分に染みてからです。
そうすれば柔らかくなります。
3.秋刀魚のパスタ
秋刀魚自体には青魚独特の風味がありますので開いた秋刀魚を適当に切って塩コショウをしてニンニクスライスを入れたオリーブオイルをかけて暫くおきます。
ソースはトマトベースが良いでしょう(市販の缶詰)。適当に秋の野菜やきのこをオリーブオイルで炒め、その上からトマトソースを入れてひと煮立ちさせます。
塩コショウなどで薄く味を整えてから先ほどの秋刀魚を入れます。
秋刀魚好きの人ははらわたを少々入れる方法もありますが極少量でOKです。
そうして秋刀魚に火が通ったら茹でたての太目のパスタを入れて軽く混ぜて最後に味をもう一度整えます。塩コショウ(あるいは軽く醤油)などで調整して出来上がり。ここで注意するべき点はパスタを茹でる時、秋刀魚をオイルにつける時トマトソースを作る時、いずれも塩を使っていますので合わせると結構塩辛くなりがちです。控えめにしておいて最後に整えましょう。
4.ぽっぽう焼き(秋刀魚のハンバーグ)
これは福島辺りでは今でも食されている方法のようです。秋刀魚を良く叩いて(フードプロセッサに掛けても良い)ミンチにして長ネギ・生姜・オオバなどのみじん切りを混ぜます。後は卵黄やパン粉少々を混ぜ塩・コショウ・醤油小さじ1を入れてハンバーグの要領で焼くだけです。
これもまた鯵や鰯のミンチとは違う美味しさです。魚嫌いには持って来いかも知れません。
5.秋刀魚飯
これは生姜と薄口醤油ベースのダシでご飯を炊いて炊き上がったところに焼きたての秋刀魚を2つに切って釜のご飯の上に乗せて更に10分ほど蒸らします。
後はヘラと箸で適当に身をほぐしながら骨を取り除き、ご飯と混ぜ合わせると秋の風味の出来上がり。きのこなどを一緒に炊いても良いでしょう。

「魁」

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